ボディメイクコンテスト②

以前の続きです。

前回はダイエットに関して僕が思うポイントを記事にしました。

 

今回は続いて医師目線でダイエット中に体に起こる変化を主観的にまとめてみました。

 

ダイエットをする上で、必ず食事コントロールが必要になってきます。

スマホ脳」という書籍にも書かれておりましたが、人類の脳はまだ石器時代の名残を残しており飢餓に対応するため本能的に高カロリーのものを欲するようにできているみたいです。また、高脂肪食摂取で腸内細菌が変化し、より高脂肪のものを吸収するようになってしまうため、現在のように周りに食べ物があふれている時代に食欲を抑えてカロリー収支を減らすのは僕の様な食べるのが好きな人以外でも結構難しいんじゃないでしょうか?笑

 

まずはお菓子やパン、揚げ物など高脂肪のものを控えて、できるだけサラダなど野菜をとるようにするだけでも味覚や胃腸が整ってくる感覚があります。そういった食生活を続けていると、お腹がもたれる事がないので、寝起きもだんだん良くなってきて、顔の浮腫みも取れてきます。体調自体はダイエットを続けていくと、正直よくなっていき、寝起きもいいので、頭もよく働くようになります。

しかし、コンテストを目指して10㎏以上ダイエットしたので、体調面では段々とカロリー不足によるエネルギーが足りない感じが出てきます。これは体感していないと分かりにくいと思います。食事を取るとエネルギーが充足して一時的に元気が出ますが、すぐに消費してしまって、次の食事まで時間があるとガソリンが切れたような状態になります。後、栄養が足りないと脳にまるで命令しているかの様な空腹が来ます。また、疲労感が強くなったり頭がぼーっとしたりします。

 

体重が減ると単純に体が軽くなるので、身体を動かすときに疲れにくくなります。後、筋トレの時に余計な関節の脂肪がなくなって可動域も広がり、トレーニングの感覚自体はよくなります。ただ、BIG3と呼ばれるスクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどは体幹の脂肪が減ってきて腹圧がかけにくくなるので重量が落ちる事があります。特にスクワット、デッドリフトは減量最後の1か月くらいは高重量でのトレーニングは怪我が怖くて控えていました。

 

体脂肪が減る過程ですが、最初は脂肪がついてお腹が出ていたのが、少しずつお腹が引っ込んできます。76㎏もあったころは胃腸にも食事が残っており内臓脂肪もついていたので、それが最初に消費されているような感じでした。お腹の脂肪は最初は硬くてつまむ事すら難しかったのが血流がよくなってくるのかだんだん柔らかくなっていきました。腹筋の上の方から脂肪が減っていき、最後には臍の横の脂肪もなくなっていきました。しかし、僕は背中の脂肪が残りやすいタイプの様で、そこは最後まで薄々にはなりませんでした。下半身はお尻の脂肪が少なくなって椅子に座るときに痛くなり、脚のカットはハムストリングスが少し出てきましたが、内側の筋肉やお尻までは出なかったです。

 

最後に体調面ですが、体脂肪が少なくなってくるので暑いのにクーラーでかなり体が冷えるようになったり、睡眠時間が短くなって夜中に何度も目が覚めるようになります。夜寝れなくなるのはしんどいですが、減量末期あるあるみたいですね。ただ、睡眠時間が短くなっても日中すごく眠気がくるという事は特になかったです。

 

以上自分の体感についてまとめてみました。減量は特に後半は初めてのコンテストということもありきつかったですが、いい経験にはなりました。まだまだ筋量も足りていなく絞りも甘かったので今後挑戦するかは分かりませんが、家族にも見に来てもらえて評価してもらって大会きっかけに知り合いもできたのでよかったです。